5項目評価![]() |
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サイズ |
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持続効果 |
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安全性 |
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費用の安さ |
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ダウンタイムが短い |
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技術について
脂肪の定着率を上げるために採取した脂肪の半分から幹細胞を抽出し、残りの脂肪と混ぜて注入される豊胸技術で「脂肪壊死」「しこり」「石灰化」が起こるリスクを軽減できます。
細胞調整室と言った大掛かりな設備やセリューションといった幹細胞抽出技術がこれにあたります。
問題点
この方法の問題点は、幹細胞を抽出する際に脂肪細胞の半分を破棄するため、脂肪のロスが大きく、注入できる脂肪量が極端に減ってしまうという点です。
したがって、よっぽど皮下脂肪が余っている肥満体型の方でないと満足な豊胸結果が得られにくいのです。
また、手術時間の長さによる負担や費用的な負担も敬遠され、患者さんの選択も、現在では新しい技術に置き換わりつつあります。
施術時間
最低でも6時間。長時間もしくは2度の麻酔が必要。
痩せ型の方
残念ながら脂肪注入法では、痩せ型の人には不向きです。
また1回で吸引できる脂肪の量は限られているので大幅なバストのサイズアップは難しいです。
無理な脂肪吸引を行うと凹凸が出来る可能性が高くなります。
注入する脂肪までの流れ
注入する脂肪に対して幹細胞の割合が多く、従来の脂肪注入のリスクが軽減される一方、幹細胞抽出時に採取脂肪の半分を無駄にするため、注入量が少ない。
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バストに注入できる脂肪量 | 多い | 少ない | 多い |
触感 | しこりが生じることもある | 自然 | 自然 |
主な合併症 | 石灰化・脂肪壊死 | 少ない | 少ない |
以前は、シリコンバッグを摘出した後に脂肪自己脂肪などで大きさを補充する場合、状態が落ち着く3ヶ月から6ヶ月以上間を空けて行うということが一般的でした。
しかし、現在では、シリコンバッグのあったスペースを見極めて、摘出と同時にこれを避けながら注入するほうがかえって結果が良いという考えが主流になっています。取り出しをして期間を空けると、組織や皮膚が癒着し、皮膚がきれいに持ち上がってくれないからです。
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バッグを取り出すとポケット(空洞)ができます。ポケット内は血管が通っておらず空気だけです。いわば、空気の入ったビニール袋のようなものです。そこに補充をしてしまうと、壊死して腐敗してしまうので、ポケットには補充しません
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ポケットが小さくなるのを待つ為に3ヶ月〜6ヶ月以上待ちます。スペースに漿液(しょうえき) がたまることがあります。
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しかし、ポケットが閉じるときに組織や皮膚が癒着しているので補充をしても皮膚がきれいに持ち上がってくれません。バストの形が悪い仕上がりです。
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バッグを取り出した直後に補充します。
医師の豊富な経験と高度な技術力が伴う手術です。この技術は「マルチプルインジェクション」と言われ、様々な層に出来るだけ分散させて注入するため石灰化や壊死のリスクが低いです。
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バッグと同時に補充する事で癒着を防ぎ、バストの形が良い仕上がりです。
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自分の脂肪を用いる方法は、脂肪吸引の高い技術が必要になります。残念ながら幹細胞注入などの高度な技術を持ちながらバストの脂肪を確保することに重点を置きすぎて吸引部分が凸凹というケースも多いようです。また吸引技術だけでなく体全体のバランスを考慮したボディデザインの専門性で大きな満足度の差が生まれます。
均一に脂肪を採取する技術がないと、結果的に凸凹になってしまいます。せっかくバストが大きく満足したのにも関わらず、手術後に採取部位が凸凹になってしまうというのは、おかしいですよね。
- メリット
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- 人工物を使わない安心感
- 脂肪の定着率が良い
- デメリット
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- 瘦せ型の人では必要な脂肪の採取が
十分できない - 幹細胞の抽出の際ロスが生じるので
より多くの脂肪が必要となる - 注入できる脂肪量が少なくなる
- 手術時間が長く、負担が大きい
- 費用が高い
- 瘦せ型の人では必要な脂肪の採取が