5項目評価![]() |
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サイズ |
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持続効果 |
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安全性 |
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費用の安さ |
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ダウンタイムが短い |
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技術について
過去の豊胸手術で挿入したシリコンバッグに対し、何らかのお悩みを抱えた方がシリコンバッグを取り除く手術です。
抜去する部位は①脇の下②アンダーバスト③乳輪周囲のいずれかから抜去します。
バッグを長く入れていた方の取り出し手術をすると、皮膜にびっしり石灰化が起こっています。こうなるとこれを完全に除去することは困難ですので、経験豊富で大変高度な技術力が必要とされます。
問題点
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- バッグが入っていた時期
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- バッグ抜去後
そのままの状態
シリコンバッグが入っている期間が長いほど、周囲の組織への影響も無視できません。具体的には、周囲の乳腺組織、皮下脂肪、肋骨などへの圧迫により、組織が薄くなってきます。また、皮膚組織も伸びて弾力を失っています。
つまり、バッグを単純に取り出しても、決して元の状態には戻らないということです。単純な抜去手術の後はバストの頂点が胸板より低くなり、陥凹していることも多いです。そのままだとかなり残念な状態になります。
抜去をする際のアプローチ
シリコンバッグは脇の下から抜去できます。
脇からだと取りにくいという理由でアンダーバストからのアプローチを選択されるケースがありますが、適切な技術と経験があれば、取り出しにバストを傷つける必要はありません。
抜去部位
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一般的にはワキの下のしわに沿って切開します。手術後1~3ヶ月程度は傷口が赤かったり、傷口付近の皮膚が硬かったりします。
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欧米でポピュラーな切開部位です。
大きさによってはワキの下からの切開では挿入できない場合があります。 -
20年以上前には主流となって行われていましたが、現在は乳腺を傷つけてしまう可能性が高いので殆ど行われていません。
- メリット
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- 手術をしたことからの精神的な解放
- 費用が少ない
- ダウンタイム(回復に要する期間)が少ない
- 通院が少ない
- デメリット
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- 以前より小さくなる
- 皮膚のしわ、たるみ(老けたバスト)
- バストがえぐれる(陥凹)