5項目評価![]() |
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サイズ |
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持続効果 |
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安全性 |
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費用の安さ |
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ダウンタイムが短い |
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技術について
従来の脂肪注入は、もはや過去の豊胸技術です。
脂肪吸引によって採取された脂肪組織そのものを遠心分離して濃縮してもその最終的な定着率は30%に満たないとされています。脂肪細胞にはやがて寿命を迎える老化細胞や死活細胞が多く含まれています。
これにどんな細胞定着因子やPRP (血小板血しょう)を加えても豊胸の効果はほとんど変わりません。
問題点
広告上のイメージに惑わされないようにしましょう。また、このような脂肪の注入は、石灰化(しこり)や脂肪壊死(組織が死んでしまうこと)といったリスクが高いものです。
なかには大きな豊胸効果をうたって片側400cc注入との表現も見受けられますが、いくら入れても脂肪が定着しないばかりか、そのような合併症のリスクが高くなります。
注入する脂肪までの流れ
採取された脂肪のみをそのまま注入するため死活・老化細胞を含み、脂肪壊死や石灰化のリスクがある。また、脂肪が空気に触れる為、感染症のリスクもある。
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定着率 | 約30〜40% | 約80% | 約80% |
バストに注入できる脂肪量 | 多い | 少ない | 多い |
触感 | しこりが生じることもある | 自然 | 自然 |
主な合併症 | 石灰化・脂肪壊死 | 少ない | 少ない |
以前は、シリコンバッグを摘出した後に脂肪自己脂肪などで大きさを補充する場合、状態が落ち着く3ヶ月から6ヶ月以上間を空けて行うということが一般的でした。
しかし、現在では、シリコンバッグのあったスペースを見極めて、摘出と同時にこれを避けながら注入するほうがかえって結果が良いという考えが主流になっています。取り出しをして期間を空けると、組織や皮膚が癒着し、皮膚がきれいに持ち上がってくれないからです。
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バッグを取り出すとポケット(空洞)ができます。ポケット内は血管が通っておらず空気だけです。いわば、空気の入ったビニール袋のようなものです。そこに補充をしてしまうと、壊死して腐敗してしまうので、ポケットには補充しません
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ポケットが小さくなるのを待つ為に3ヶ月〜6ヶ月以上待ちます。スペースに漿液(しょうえき) がたまることがあります。
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しかし、ポケットが閉じるときに組織や皮膚が癒着しているので補充をしても皮膚がきれいに持ち上がってくれません。バストの形が悪い仕上がりです。
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バッグを取り出した直後に補充します。
医師の豊富な経験と高度な技術力が伴う手術です。この技術は「マルチプルインジェクション」と言われ、様々な層に出来るだけ分散させて注入するため石灰化や壊死のリスクが低いです。
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バッグと同時に補充する事で癒着を防ぎ、バストの形が良い仕上がりです。
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自分の脂肪を用いる方法は、脂肪吸引の高い技術が必要になります。残念ながら幹細胞注入などの高度な技術を持ちながらバストの脂肪を確保することに重点を置きすぎて吸引部分が凸凹というケースも多いようです。また吸引技術だけでなく体全体のバランスを考慮したボディデザインの専門性で大きな満足度の差が生まれます。
均一に脂肪を採取する技術がないと、結果的に凸凹になってしまいます。せっかくバストが大きく満足したのにも関わらず、手術後に採取部位が凸凹になってしまうというのは、おかしいですよね。
- メリット
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- 人工物を使わない安心感
- 脂肪吸引でのボディバランスの改善
- デメリット
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- しこりや石灰化、脂肪壊死などのリスクが高い
- 瘦せ型の人では脂肪の採取が
十分できないことがある - 定着率が悪く、効果が持続しない